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整備とメンテ(-吸気、燃料系)

キャブレターの取り付け、エンジン始動

猛暑で1か月間放置してかからなくなったエンジン

原因はキャブだとして
キャブレターのオーバーホールが完了

キャブの燃料流入テスト

いよいよ組み付けです。

さて結果は? 原因はこのキャブで、エンジンかかるか?

キャブレターのエンジンへの組み付け

外したホース類を差し込み、あとは元通り組み付けるだけです。

ホース類はメモしておいたので、ツナぎ間違いはないように確実に。

エンジンをかけるその前に

取り付け後にエンジンはすぐかけません

このタイプのバイクは、ガソリンタンクがキャブより下にあるので
勝手にガソリンがキャブまで降りてこないのです。

こんなふうに、底面にタンクがあります。

RV125ガソリンタンク

セルをカラ回ししてポンプでキャブまでくみ上げる必要がある方式。

しばらく乗らないとすぐエンジンのかかりが悪くなるのは、この方式のせいだと気づきました。

モーターでポンプが回りくみ上げる電動燃料ポンプ式もあります。
このタイプは、キーをオン(ACC)にするだけでポンプが作動すると思うんだけど、

この負圧式はキャブに燃料を送るだけでもセルを回す必要がある。
数日でかかりが悪くなるのは、エンジンをかけるよりキャブに燃料を送るためにセルを回すことになるせい

キャブに燃料を送る

無駄にセルのカラ回しになるのがわかっているので

最初に燃料をキャブのお腹(フロート室)に入れます。

燃料ラインに別タンクでホースをツナぎ、流入が止まるまで待つ

キャブへガソリン注入

さて、注射器をつないでみましたが、一向にガソリンが落ちてゆく様子がありません

 ガーン~

あれほどきれいに組み立てたのに・・

注射器なので、押し込んでみるも入らない
キャブのフロート室の栓(燃料ジェット)が開いてないようです

何かがおかしい!

 

再び分解

こんな猛暑の中、がんばったのにスムーズにいかない。。

でもこういうの・・慣れているのでヤケにもならない(笑)

再び分解してフロートの組直し

どこがどう悪いのかわからないが、ジェットの向きを変えたり、フロートの向きを反対にしたり。。

キャブ フロート組立

これで正しい と思う組立で再び再開。

今度は、動きを確認する

上下逆さにするとフロートが中で上下するのを確認。
といっても見えないので、音と手ごたえで。

オーバーホールキャブ横から

この動きがちょっと悪いようです。

何度か分解、組立て。

そして、ガソリンの流入ラインを口で吹いて通るか確認

キャブの燃料流入テスト

逆さにして、フロートが上がると、口で吹いているのが詰まる感触を得たので
これで間違いないでしょう

猛暑なので外で作業がつづくと頭がアホになるから、今度はお願いよ! 

再びキャブの組み付け

燃料ホース、キャブヒーター、冷却水のラインをつなぎ、元通り組み入れます。

今度は注射器にいれた燃料を差し込む、注入せずに自由落下

キャブに燃料注入

みるみる入って行くのがわかる!

ある程度はいったら、流入が止まった 正常です。
ここで止まらないとオーバーフローで、下からドボドボ燃料が落ちて来ます。

もともとの燃料ラインをキャブにつなぎ、さて勝負!

 

エンジン始動

接続に間違いないのを確認したら

いよいよエンジンをかける

セル 1,2秒で ブル~ン!

かからなかったエンジン かかりました。

やっと終わった!

原因は何だったんだろう?
たぶん、フロートの燃料栓(ニードルバルブ)の引っ掛かりで燃料がキャブに行ってなかったのだと思う

今回、助かったのは、身近にタンク代わりに注射器があってよかった

エンジンかける前に、注射器をタンク代わりにしてみたのは正解だった!

これをしなかったら、セル回しまくって、まだエンジンかからん!ってことになり、
原因がはっきりしなかったハズ

 

役立った工具

耐油性の注射器とシリコンホースはあると、整備全般 いろんなところで助かります

オイル注入、オイルの吸い出し、計量、グリス注入、一時的にホースの代わり

 

 

 

シリコンホースは耐薬品、耐熱性があるので、ビニールでないシリコンホースを1つ持っておくと役立つよ!
(間違いない)

入れすぎたエンジンオイルの吸い出し、フォークオイルの吸い出し等

エンジンルーム

こんなに露出したので、ついでにこの後も、周辺をメンテナンスします。

燃料の流入が悪かったようなので、キャブ内にゴミなどが入っているのかもしれないと思い

デイトナガソリンフィルターnew取り付け後
次は、ガソリンフィルターのメンテをすることにします

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