朝は、YHのバイキング形式の朝食から。いろいろ豊富にあってこれもまたいいです。
今治方面へ
今日も出発から強い雨。
今日は最初から距離を走るので足下にマチを巻きグラブカバーもして支度して出発。
昨日、最後に海岸コースのお寺を打ったので、真ん中の山コースにしました。
聞くところによるとこの道も悪くはなくそうなので本来は海岸線の道が順当ですが、海岸線はいつも雨なのでもうどこでもいいの。
山道を瀬戸内海にむけて
長い山道をひたすら雨の中飛ばして進むと、
58番仙遊寺
雨でもお遍路さんは来る。みんな車の人だけど。
山越えしてついに先端の今治まで。四国の先っぽをほとんど来ることになります。
ここは本州とつながるしまなみ海道ができたので割と人の来るコースになりましたが四国の端っこ。
自分は方向音痴なのだろうか。地図ではうまく進めずこれまで大回りすることしばしば。
山越えでお寺に寄っていると道に迷い、道1つ間違えたら山を越えることになるので、しょうがないので通りかかった佐川急便の配達の車を見かけたので、止めて聞きました(^_^; 親切に教えていただけました。
佐川さんありがとう。いつも通販でお世話になっています。
山を下り下界の今治へ
55番南光坊
今治から川之江方面へ。
ここから瀬戸内海に戻ってきた(^_^)
もうここまで来ると自分のペースがわかり、今日はどこまでいけるのかだいたい予想できるようになった。
59番国分寺
ここには、お願い大師の像があります。
お大師様と握手しながら願い事を唱える。でも願い事は1つにして、と書いてある。
多分、ずーと長時間、握手している人がいたんでしょう。
1つか・・何にしようか考えました。
でもこのへんまで来ると、神仏にお参りする本当の意味というのがなんとなくわかってきたのでありがたく握手です。
さて、難所 横峰寺に近づいたがここは普通 先の札所を打っておきます。
札所のお寺は駐車場代がかかるところも多い。バイクも駐車場に置いていましたが、
門の前でどこに置こうか迷っていると、住職さんが通りかかり、”中に入れときなさい”といれってくれる。
62番宝寿寺
邪魔にならないようお寺の境内に入れてもいいようです。
驚いたのは 教会のようなビルのお寺 なんかの会館と間違えて来たのかと思った。
61香園寺
ビルのお寺。
こんなお寺もあってもいいでしょうね。大師堂はどこかと探すと、階段を上って2階に。
二階の中に入ると、椅子が並んでいて教会のミサに来たような気分です。
ここまで来ると記憶から消えたお寺は多いが、こういうのもいいでしょう。
雨は途中でやんだのうれしい。 難所 横峰寺の手前までこれました。
宿泊
今日のお宿は同行旅館 鈴です。
ここは大部屋でみんなで宿泊するお遍路宿ですが、宿泊客は私1人。一人だけというのも気を遣うものです。
とても立派な和風の家で、綺麗な宿、女将さんは陶芸の先生をしていたそうです。
なんとなく雰囲気が、徳島県で撮影の
映画”眉山”
に出てくる松嶋菜々子の母役の宮本信子さんのような女将さんだった。
今日は濡れた服を洗濯と乾燥する。着るもの無くならないよう早めに。
話すと、車でも10日あれば回れるといわれているから遅いね、 バイクだと早そうだけど、と言われました。
確かに自分でも常々そう思う。早く行こうと思ってはいるが。
車とは違うし、雨で進まない、125ccのバイクの差もやっぱり感じる。でもこれはこれでいいのだ。
早く回るのが目的でもない。
早く回ると途中の記憶ってほとんど残らず消えていくように思うがどうなんだろう。すでにかなりのお寺の記憶が消えている・・
車で回ると、またバイクでも難なく回れると、お寺ホッピング、お寺スタンプラリーになりそうだ
ここまででお遍路さんの分類すると、
圧倒的多数なのは
- 車の人 夫婦2人で回っている人が圧倒的多数。
- 続いてドドッと来る ツアーバスの人
- チャータータクシーなどのワゴンで6~8人でくる人
- そして歩き遍路さん 道中必ず、そしてよく見かける。意外に多い。
マナーが悪いのは団体ほどそうですね。
気軽に来られて団体になるほど、お参りの意識よりお寺巡りになるようです。
一人より二人で回るとそして車だと楽ですが、どうなんだろう。閉じた関係なので、あまり出会いもないし考えの広がりも少なそうです。
全部を周り終えたらそれで四国八十八カ所参りですが、その目標と結果は? と考えると難しい・・
そして残るのは、愛媛最後の難所 横峰寺。
それほどの難所でもないということですが、焼山寺が大変だったなら横峰寺も・・ということに。
しかしあのときとは違う、山から雨からひた走ってきた経験でたくましく打ち終えるかもしれない。
明日は いよいよ難所 横峰寺