整備とメンテ(-エンジン)

バイクのエンジンオイル交換

スクーターは エンジンオイル=いわゆる普通のオイル交換と ギアオイルに分かれている。

定期交換のエンジンオイル

エンジンオイル交換について

RV125 もエンジンオイルと ギアオイルに分かれている。エンジンオイルとわずかな量のギアオイルに分かれている。

oilIn

交換時期

通常は
距離に関係なく 1年以内で交換 (距離を乗らないでも暖、冷えで劣化するので距離に関係なく)
または 4000~5000kmで交換'(バイクは早め3千、普通4千kmあたりが奨励のようです)

小型バイクは、オイルフィルター(紙のやつ)がないのが多く、アミのストレーナーだけなので
3千ぐらいで交換奨励になっているようです。

エンジンオイルを長い間交換しないで、交換した後に試乗すると劇的に調子よく感じることもあります。
オイル交換はかなりエンジンの調子に影響する。定期的に交換を。
(オイルの種類、グレードにもよるので体感の違いで測れる)

エンジンオイル交換

古いオイルを抜いて、新しいオイルを入れるだけですが、抜いた廃油の処理は オイルパックが便利
または、缶にいれて廃油として引き取ってもらう。

新オイルの注入には、オイルボトルがあると便利。

エンジンオイル交換の手順

1.まずアイドリング5分ぐらいして暖める
2.ドレンボルトをはずして抜く
3. 必要ならオイルフィルター交換
4.ドレンボルトを閉める
4.新オイルを入れる

これだけですが、手順などオイル交換の方法

エンジンオイル交換方法

RV125のエンジンオイル交換(実際の作業)

1.アイドリング5分ぐらいさせ、エンジンオイルを暖める。

エンジンオイルは、冷えているとドロッとして粘度が低いので、5分ぐらいアイドリングさせて暖めて流れ出やすくしたから抜く。
走ったあとなど、エンジンが熱いときは オイルが熱すぎてもヤケドのもとなのでほどほどの温度に。

2.オイルを抜く

センタースタンドを立てて、オイル抜きの作業をします。
サイドスタンドだとバイクが傾いて抜けが悪い。

ここがエンジンオイルのドレンボルトです。なぜかほとんどのバイク、車は17mmのボルト
RV125ドレンボルトの場所

RV125では
エンジンオイルのドレンボルト(排出)は 左側、エンジンオイル注油口は右側
(多くは下側にドレンボルトがある)

ここを抜くと、黒いオイルが出てくる。

RV125ドレンボルト取り外し

ドレンボルトを抜くときにオイル注入口のキャップを開けておく (でないと抜けが遅い)

注油口
ゴミが入らないよう注意

オイルフィルター(アミのやつ)も交換のときは この後、オイルフィルターを外す

オイルフィルターの清掃、交換

125ccのバイクはオイルフィルター(交換式の丸い紙のフィルター)が省略されているのも多い。

3.ドレンボルトを締める。

oilDrn3.jpg

一度外すとドレンボルトに密封漏れがでることがある。ドレンボルトに入る銅のワッシャーなどで密封しているので必要なら新品交換。(できたら毎回交換のほうがいいが、漏れが無ければOK)

よく見かけるのが、このネジをかなり閉めすぎる光景・・最後に踏ん張ってギューって締めている。
多分、整備の手始めにオイル交換からやってみる人が多いのだと思う。そしてボルト、ネジはぎゅうぎゅうに締め付けなければいけないと思っている様子。

締めすぎないの締め加減で。(このネジ ねじ切ると、エンジン下側だと特に、それはもう大変な修正作業になる)

4.規定量だけオイルを入れる

ドレンボルトを締めたのを確認してから。 忘れると入れた分だけダダ漏れになります。

オイルジョッキがあると便利
オイルジョッキ 規定量を目盛りで測れ、注げます。

入れすぎるとよくない、多めに入るとまた抜くことになるので控えめに入れてゲージで量を確認。

エンジンオイルの量

RV125は
ドレンで抜くと800mL オイルフィルターも交換(清掃)で全部抜くと1L となっています。

ゲージで量を確認

oilCap.jpg

オイル注入口のキャップネジのゲージでオイル高さを確認。

どのバイクも キャップにゲージが(上写真)付いているか、入れた量がわかる点検窓などがあり

バイクでオイル量が確認出来るようになっています(必ず何かチェック出来るもの付いています)

RV125はユーザーズマニュアルによると、キャップネジを閉め混まないで下まで差し込んだ状態で測る
アミ目のところ上までが上限 下が下限。入れすぎに注意。

規定のリットル量など計量で入れるより、必ずバイクに付いている測定ゲージで確認を。

* 抜いてもバイクのエンジン内に抜けきらない残りオイルがでるので、オイル入れた後ゲージで確認。
入れすぎると抜くのが大変なので、控えめに入れてゲージで確認しながら注入。

通常、オイルだけ交換より、オイルフィルター交換時の方がオイルが抜ける量が多い。
(ということは、オイル交換だけだと幾分かは交換出来ない古いオイルは残る)

エンジン開けた写真があるのでわかりやすい。
openedGeneENG.jpg

下の部分がオイルたまりで、ドレンボルトは少し上にあるので、オイルたまりの分だけ抜けないのです。

入ったら、オイル注入口を閉じる。
(閉じないでエンジンかけると オイル飛び散る)

 


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ポンプ式オイルチェンジャー ”上抜き” で吸い出す

– 以前の記事の ポンプ式オイルチェンジャー

かなり簡単、手軽ににオイル交換できます。


 

エンジンかけてみる

* エンジンかける前にオイル注入口を閉じる (閉じないでエンジンかけると オイル飛び散る!)

ここで試乗してみて、

おお! すごく調子がよくなった!   と感じた場合は、オイル交換をもっと早めに(^_^;

遅すぎてオイルが劣化した状態でしばらく乗り続けているのでエンジンによくない。早すぎてもムダが多いし、遅すぎてもエンジンに良くない。

う~ん、心持ち調子が良くなったような気がするかな・・

というぐらいが適正な交換時期だと思います。

使ったもの

エンジンオイル給油ジョッキ オイルパックもあると便利。
oilJok.jpg

 

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