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125(小型)バイクについて

水冷エンジンと空冷の違い

最近、増えてきた水冷エンジン

空冷でいいんじゃないかな という人へ乗り味の違いについて

水冷エンジンと空冷の違いは

NMAX ラジエター

NMAXenginラジエター

スクーターにも水冷が増えている最近ですが

エンジンを水を循環させて冷やすかの違いだけだと思うですが、実際はエンジンの性能に大きな違いがあります。

水冷と空冷には

 埋められない、乗り心地の違いがある!!

エンジンの走りの違い

特にエンジンの違いがわかるほどに違う

空冷エンジンと乗り比べるとわかるんだけど

アクセルの反応が

  • 空冷は 「もさっ」 としてます。
  • 水冷はアクセルに応じて、シャキンと加速の手ごたえがある。

このシャープな反応が水冷です

水冷エンジン

エンジン回りを水を循環させて冷やすので、周りが覆われ中で水が回っています。

その熱くなった水を冷やすのがラジエター

ラジエター

ここまで水を循環させて、
ここに風を当てて、エンジンの熱で熱くなった冷却水を冷やす

走行中は自然に風があたる。
渋滞とかで風があたらないと ラジエターの後ろにあるファン(扇風機)が自動で回りだす。

スタートしばらくは、
暖気してエンジンを温めた方がよいので、水冷ができるだけ機能しないように循環をコントロールするセンサーがついている(付いてない機種もある)。

水冷はエンジンの温度の上昇が設計で範囲内に予測できるので、シャープなエンジンにできる

空冷エンジン

空冷は 勝手に冷える という構造のエンジン

こうやって、フィンがエンジン(シリンダーヘッド部)にいっぱいついている

djeber125_cabreter

これで、空気に触れる面積を増やし、エンジンで一番熱くなる部分の熱をできるだけ逃がしてやろうという構造

そして、そのエンジンも、走行中にできるだけ風があたるような作りになっている。

こんな冷やし方では限界があるので、
発熱量の大きいハイパワーなエンジンは 例外なく、水冷エンジンです。

空冷エンジンについては

かつて、レースでホンダが空冷エンジンにこだわって
レース用のエンジンの開発を進めたが
限界を感じて、空冷エンジンの開発を断念した歴史があります。

どうしても構造上、空冷では限界がある

 

エンジンは熱くなるのだ

  • 水冷は温度が冷却できるので、シャープな反応のエンジンにできる
  • 空冷は、加速がなんとなくモサッとしてます

スクーターも走りも加えて、スポーツスクーターは水冷エンジンが増えてきた。

 

強制空冷

スクーターは強制空冷というタイプも多い
スクーターはお腹の中にエンジンがあるので、風が当たりずらい・・

空冷のスクーターとかは、

プーリーに一緒にファンがついていて、エンジンの回転でついでにファンを回し
それを、エンジンのところまで送って風を当てる 「強制空冷」 という仕組みになってる

”強制空冷” 名前が機構的でカッコいいけど、ついでにハネつけてまわしてるだけ^^;
乾式のエアーコンプレッサーもこんな構造で風を送ってる
分解して構造を知ったときに、ニガ笑いした

水冷、空冷 どっちがいい?

どちらがいいのかといえば、一長一短がある。

空冷と水冷の特徴

 空冷エンジン

  1. (空冷)エンジンがシンプルでコスト安い。
  2. (空冷)エンジンのレスポンスがモサッとして反応が水冷より悪い
  3. (空冷)パワー使う長時間の使用だとエンジン温度が上がり熱だれしてくる
  4. (空冷)水冷のような循環システムや冷却水の交換といった整備は必要ない。
  5. (空冷)水がないので、水漏れのトラブルも無縁

 水冷 エンジン

  1. (水冷)アクセルの手ごたえがシャープで操縦感が違う
  2. (水冷)高性能なエンジンは空冷ではむり
  3. (水冷)長時間の負荷でも安定的

水冷エンジンは、
走行風が当たらない状態では、ファンが作動しラジエターに風を送り強制的に冷却水を冷やす。
常に冷却効果が高いので、オーバーヒートにならずに安定的に使える。

だから
水冷エンジンのオーバーヒートは(今どきの車で普段はまず無い)、止めて休ませるときは
”エンジンをかけたまま” にするのが正しい。
自然冷却より、水を循環させながらファンで冷やすと早いのです。

大昔の車は、山の連続坂道でオーバーヒートで止まるというのが良くあった^^

水冷エンジンの欠点

長所の分だけ水冷のバイクを整備しているとめんどくさいことが多い!

  1. 冷却水(LLC)の定期交換が必要
  2. 水ホース、水ポンプ、水冷センサーの点検、故障などなどで、
    いちいち手間暇かかる。

スクーターぐらい 空冷でもいいんじゃない と良く思うけど、

エンジンの違いは大きいんです。

水冷

水冷はコストが上がるので、値段が高くなる
とにかく、余計なものがいっぱいついています。

冷却水 ホース

そのせいでトラブルになることが多い

  1. 水漏れ ホース類
  2. 水回し(ウオーターポンプ)のトラブル
  3. そのセンサーの不具合

こんなトラブルが水冷のせいで起こりやすいのは間違いない。

一概に水冷だから寿命が短いともいえませんが、距離が増え老朽化してくると
水漏れ関係のトラブルでエンジンがだめになることが多いんです

水漏れのトラブルは、
どこから漏れてるかわかりずらい、ちょっとでもスキがあると水漏れ

だから ニクたらしいトラブルとなる^^;

空冷はいいのか

水冷に比べ、面倒なものがないのは良いです・・

寿命が水冷より空冷が長いのか、といえばよくわからない。
(ただ、昔の空冷エンジンは長持ちする)

水冷エンジンは内部で水漏れが起こると、複雑な修理になるのでそこであきらめることが多いのも事実。
最近は信頼性も上がり、そこまでに十分に長く走れると思う

日本のメーカーが今でも両方を作っているだから、それなりに両方にメリットがあると思います。

私は、

  • シャープなレスポンス感の水冷
  • モサッと感があるがシンプルで粘り強い空冷

どっちも好きです

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