突然 リアブレーキがスカスカになった。
まったく手ごたえがなくなった・・・
ムムム 原因は?
ブレーキがスカスカになった原因
見ると、なんとブレーキパッドが無くなっている。
ディスクを挟み込むパッドの一方のシューが無い
わかりにくいが、一方のパッドが落ちている
プレートに溶着しているシューが落ちて、金属プレートだけになっている!
そんなことあるの?
落ちたブレーキパッドの様子は
一方だけ、完全にパッドがない・・
片側1枚だけないシュー
シューが抜け落ちた
まだ摩耗せずシューは十分あるのに、シューごと溶着が外れた
リアブレーキは使わないのでほとんど減らず、年月だけ経っていったが、
年月の問題なのだろうか?? まだ、摩耗は半分近くある。。
たぶんRブレーキシューは最初からずっと替えてない。でもパッドが外れるって 初体験!
新旧ブレーキパッド比較
新品 左: ちゃんとプレートにシューが載っています
旧 右:一方だけパッドが脱落=鉄板だけ
パッドはまだ十分あるのに・・・
交換しなきゃ です。
ブレーキパッドの交換
ブレーキパッドを交換します
リア ブレーキの取り外し
面倒だと思っていたけど、意外と楽にできます
ブレーキシステム固定の3本のネジを外す。
マフラーを外さなくてもなんとか、メガネレンチ、スパナが入ります。
作業は狭くてやりずらいが地道にネジを回す、マフラー外すよりマシ。
ブレーキシステムを外し、オイルホースの固定を外すと作業できる(3本のネジ)
ブレーキパッドの交換手順はどのバイクでも同様。
ブレーキのブレートを入れる方法が多少、車種によって違う
リア ブレーキパッドの取り外し
これが面倒だと思っていたけど、あれこれコジルとなんとなく外れる。
- パッドを外す前に、ピストンをテコで押し戻します。
ドライバーとかでテコをかけると、ムギューってゆっくり戻って間が広がる。
続いて、
ピンを押し込んで、隙間から抜く。
- 最初に裏側のパッドを外すこっちはピンが貫通してないので、外すだけ。
次に表のパッドを外すにはピンに刺っいるのを外す、 - そのためにピンを押し込んで、
隙間から抜く。テコでコジるとピンがへこむ、すぐには反発せずに少し中に入る。
- それでプレートを斜めにしながら隙間から逃がすように。
一本が外れると簡単。
この抜き作業、意外と簡単でした^^)
ブレーキパッドの取り付け
互換部品のブレーキパッド
YAMASIDA の RV125用を使いました。
YAMASIDA ブレーキパッド
まあまあな性能 純正品と変わらない感じです。
(初期型RVは部品の出来が悪いというが、、純正のパッドが故障したので純正でなくても未練はない)
リアブレーキなので多くは求めない。
新品ブレーキパッドの面取り
取り付け前に
新品はバリがあるので角をヤスリで面取りしておく 鳴き防止のため
その後 表面を拭いて取り付け
ブレーキパッドの取り付け
斜めにいれて、パッドを固定
滑りが必要なところ(背面)にグリスをうすく塗っておきます。
ピンに差し込まれて擦れるところと、ピントンが当たるプレート部の背面のところに薄く。
いっぱい塗ってもゴミがつくだけで意味はない
入れ込み
グリスが面につかないように紙を挟んだ
ピンをペンチなどで何とか押し込んでブレーキパッド板を通します
キャリパーを車両に取り付け
車体に取り付けたら完成したと思ったら・・
2本のネジのうちの一本をナめてしまったようです。
最後の本締めのときに。。グニュッという感触があり・・(涙)
ブレーキの取り付け穴ってナめやすいんですよね、実は。
古いバイクを触ってきた経験から、ブレーキシステム(キャリパー等)の
取り付けのネジ穴が弱っている車両ってたまにあります。
ここ負荷がかかるのでネジ山に無理がかかり、しかも強い締め付けが必要
正しく締め付けてもナめることがある
とりあえず対応は、今は問題はないのでこのまま、後で考えることににしておきます。
最後の調節と注意
交換完了後も大切なブレーキなので、注意を忘れずに
- パッド交換後には、ブレーキをよくニギニギして、当たりを確かめておきます。
- 整備後には、普通に走りださずに ブレーキがきかないかも? と注意しながら
必ず 試し走りをゆっくりと。 - しばらく、当たりがつくまで調子がでない、ブレーキの鳴きなどがでることがあるが辛抱する。
- ブレーキパッドには、あまりブレーキクリーナーなどで過度に脱脂をしない方がよい。
よくブレーキが効くようになるが、
効きすぎにすると、ブレーキがロックしやすくなり危険 - 最後のネジの締め付けには注意
使った工具
スパナ関連とテコをかけるバールでできた。
マイナスドライバー大でもいいけど、本来そういう工具ではないので、
できるだけ専用の小型バールなどがあると便利。
次々とトラブルがちょこちょこでるなぁ
というか、このバイクもそういう年齢にさしかかっています。
バイクが増えたので、このRV君も距離が全然伸びず、年月だけが経っていく
経年変化のトラブルも出そうです。
地道に付き合っていきます。