整備とメンテ(-エンジン)

①エンジンオイルに冷却水混じるトラブル(エンジンのかかりが悪い)

エンジンのかかりが悪い、ほぼ原因が判明した

エンジンのかかりが悪い症状

数日乗らないとセルを回しまくってやっとエンジンがかかる

キャブ車ではあるが、1,2日でかかりが悪くなることはなかったのに、と思いながら気にしなかったのだが。。。

  • 連続ならエンジン始動はすぐかかるが、1,2日置くとかなりセルを回すと始動する
  • 燃料タンクの容量が減ってくるとエンジンのかかりが悪い気がする
  • 燃料ホースやポンプの送りが悪いような症状と似ている

プラグをチェック しよと外したとき、プラグ穴からタラーと水が垂れてきた???

ええ! と思ったが、プラグ交換するとセル1発始動!

なんだプラグが原因か やっぱり最初にチェックすべきだったよなあ
と思いながらプラグを見ると、、プラグが濡れている・・・

エンジンの掛かりが悪い原因がわかった

プラグの濡れを見て ハタッと思いついた

症状を思い返すと

・冷却水のリザーバータンクの水面が少しずつではあるが、減っていたこと
冷却水チェック窓

・連続ならエンジン始動はすぐかかるが、1,2日置くとかなりセルを回す

 

ああ、これエンジンオイルへの冷却水混じりだわ! 

エンジン回りの冷却水の通路が破れ、エンジン側に冷却水が入ってしまうトラブル
エンジンオイルに冷却水が混じります
この症状 「ヘッドガスケット抜け」 とか呼ぶようです

まだ、走行距離が2.3万キロ、まだこんなトラブルは先だろうと、予想外になっていて疑うことがなかった。しかし、まずこれに違いないと、手ごたえを感じた

燃料タンクが減るとエンジンのかかりが悪いのは偶然でしょう。そういう思い込みでフィルター等を交換したので。

原因)本当に冷却水が混じっているのか

チェックするのは、上記の症状であたりをつけてから
オイルと冷却水が混じるので

  • エンジンの始動性が悪いのはプラグが濡れているか
    よく清掃or交換で すぐに始動が良くなる?
  • 冷却水が最近よく減っているor 徐々に減る
  • エンジンオイルを抜いてチェック
    色や濃度 普段と違和感ないか?
  • 冷却水のチェック
    オイルが混じっていないか?

冷却水を抜いてチェック

オイル交じりの冷却水
冷却水の液面を見てみたが、ハッキリとわかるほどのものはない

ゴミが浮いているのは、汚れがある容器に排出したため(ご愛敬)
よく表面を見れば、油分が浮いているが、、、わずかに

どうだろうか? というぐらい

エンジンオイルを抜いてチェック

冷却水交じりのエンジンオイル
オイルの液面。。。それほどはっきりとしたものはない

エンジンオイルの量が多め、そして粘度が薄くすこし水っぽい感じはする

tegue
tegue
いつも、エンジン吸出しの上抜きで交換しているから、オイルの液面をしばらくみてないんだよね
オイル吸い取りチェンジャーは、手軽でいいのだが、こんな欠点も生まれるのを改めて知った
オイルチェンジャーを使う(楽ちんオイル交換)オイル交換は、毎回定期的にやってくるのでメンドウになるもの。 そこで、 オイル交換を、手押しポンプで押しながらいわゆる ”上抜き...

 

しかし、エンジンオイルの量、粘度の違和感は感じるーうすい
そうだ、冷却水がエンジンオイルに交じってる、シールガスケットの劣化だろう

冷却水がエンジンオイルに混じるトラブル

自分のバイクでは初めて経験しました

長くバイクに乗っていると、周りでこのトラブルを見聞きすることはあり、立ち会ったこともあります。ただしそれは走行距離が、3万kmを超えたものばかりで、まさか2.3万kmで起こるとは全く予想外。
sym RV125にはよく起こるトラブルみたいで、症例が割とありますね。
でも2万kmちょいで起こるとは・・

漏れを埋めるしかない(多くはシリンダーヘッドガスケットが原因です)

直すにはエンジンを下すしかない そしてまずは、シリンダーヘッドガスケット交換
このエンジン内部のトラブルが出れば、「もう乗り換える!」と決めていた
実は乗り換えるバイクを探していたところ。

もう年数が経って、SYM社は日本市場から力を抜いている。現在はあまり売れてないし
代理店の数も減っている、スペアパーツの入手も簡単ではない

しかし、2万km台でエンジン内部トラブルを 予想しておらず、フィルター、燃料ポンプ等、タイヤ前後交換した直後、タイヤも外しているところなので、乗りかかった船 もうやるしかないです

冷却水のエンジン交じりの修理は

シリンダーヘッドを開けるしかない そしてまずはシリンダーヘッドガスケットの交換

RV125は エンジンを下すしかない
(バブルクリアランスの調整で何度もエンジン部分を見た時、シリンダーは乗せたまま外せない構造だなとわかりました
ホンダのカブ系でも、CB系エンジンでも、のせたままピストン交換可能、)

エンジン降ろす

つながったコード、パイプ類を全部外してから作業

rv125jpエンジンおろす
セルモーターコードはつないでいたが、作業中やっぱり引っかかって外した方がよさそうです
中途半端に下げただけで素早く作業しようという考えはやめた

重いのでタイヤ仮付けて頑張ったけど、後ろに当たる
結局エンジンだけにして、車のジャッキなどを当てて少しずつ高さを下げて後ろに引き、横から出しました

慣れてない、装備も少ないので時間がかかります
でも、エンジン外せたらずっと楽です

さて、エンジンを開けていきます
タイプの違うエンジンを開けるときのワクワク感はもう、ないです
めんどうが先立つ。

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