さて、原因をテストした
のつづき
故障してセルが回らないバイクのセルモータを取り外し、単体で回してテスト
さらなるセルモーターが回らない原因の究明
原因は何なのか
●バイクのセルモーターを単独で回してみる
配線図ではリレーのスイッチがつながるとバッテリーの電圧がそのままセルモーターにかかる。それでモーターが回る。
バイクはまずこれです。(車も)
セルモーターを取り外し、これの線をそのままバッテリーにつなぐと回ります。
モーターを取り外す。
へそが出ているのが、エンジンの穴にはまる部分。リングゴムでシールになっている。
(エンジンは汚れているので、取り付け、外しのときにエンジン内に異物が入らないように気をつける)
ちなみに 中から見た写真もある。
ちょっとわかりにくいですが、この部分につきだしているのが、突き出ているセルモーターのギアです。
間のギアを介して、ローター裏にあるワンウェイクラッチのギアを回します。
セルモータの穴からゴミ入れると、このエンジン部に入りオイルと混ざって回るので注意です。
リレーなんてややこしいものを介さず、モーターを直接バッテリーにつなぐと ぷるぷる と気持ちよく回る-正常な場合は。
モーターからは1本しか線がでていません。これがプラス。
マイナスはモーターの外側全体の金属です。
モーターの耳のところなどをバッテリー用の接続洗濯ばさみラインで挟んで、バッテリーのマイナスと接続。
そして、モーターの線をバッテリーの+へつなぐと モーターは回り出す はずです。
接続のとき火花がでるので注意-夜だときれいです(^^)
回らない! ウンン という感じでつっかえてそうです。
原因が判明!
やっぱりセルモーター こんなものは通常 2万や3万kmでもこわれるなんてことはないけど。。
また1万キロなのに
台湾の部品メーカーがまだまだの様子。
今時の日本車ではセルモーター故障なんてトラブルはまず知らない。今の日本車で見かけるとすると古い旧車でしょう。
原因はわかったので 一応
セルモーター分解
写真は残ってないのですが・・・
開けるとブラシのカーボンの粉がかなり出てきた。
カーボンをバネで軸に押し当てているのですり減ってくる。
ベアリングがはいっていない、始動時のちょっとだけの回転なので省いてあるんでしょう。
とりあえずエアーで吹いて、コンプレッサーなんて作業場には持ってこれないので、手押しのブロー、そして手押しの空気入れで何度もがんばって飛ばす。
きれいに掃除して、回転の軸部にちょっと油などを細部にさして組み立ててみた。
あまり潤滑に油さしても、またカーボンの粉にまみれそうなので控えめにして、組み立て。
手が3本ぐらい無いとうまく組み上がらないいらいら組み立てだった。
掃除して組み立てたセルモーターを回してみる・・
さっきと同じ手順で、バッテリーにつないでみる。。
ピチィと火花を散らして接触させると
ぷるぷるウイーン 回った!
掃除すると直りました。
これではでも不安も・・・
次にセル回らなくなったら新品にしよう、いぜとなればキックでも調子よくかかるし。。と思っていたら それ以後全く調子よくセルが回っています。
通常 セルモーター 新品交換 しますが、とりあえず分解清掃してみたら直った。どっかが引っかかっていたのでしょう。モーターを直すなんてことはバイク屋ではまずしないけど。。
組み付け
モーターをリレーに戻し取り付けする作業は簡単ですが、
注意は、大きな電流の配線なので強めにネジを締め付け固定するのが基本です
しかし、リレーの配線端子の取り付けネジは銅でできているみたいです。上からナットで締め付けるとき柔らかい銅は馬鹿ネジにしやすいので様子見ながら締めすぎ、弱すぎない程度に。
これでは終わらず、その後もトラブルは待ち構えていた・・