ねじ切ってボルトの頭が飛んでしまったときの方法に続いて、
ネジ山をつぶして回せなくなったときの対処の方法です
ドライバーでネジ山がすり減って回せないとき
なめてしまったネジ山
奥に入って、
つかみ代のないネジでも回す方法があります!
頭をねじ切ってしまったときよりずっと簡単です。
方法がいろいろあるので、できる方法からトライしていける。
慌てずに対処すれば大丈夫!
ネジのつぶれ具合で2つの方法に分かれる
1. ねじ山があまり痛んでいない場合
簡易的な方法で回せます!
下手に回して、傷口を広げる前に、
この場合は、あまり痛んでいない場合の方法
2. ねじ山がかなり痛んでいる場合
なめたネジ山用の工具を使うと、まず確実に外れます。
このケースは、この方法から
ネジ山のがまだ残っている場合(ナめ具合 小)
ドライバーをカラ回しして、すり減ってしまったネジ
上から順にトライしていけば必ず回るでしょう
方法① 簡単なトライ!
簡単なのが、ゴムシートを当ててから押し付けて回す。
輪ゴム(平ゴム)でも代用できます。
少しなめた小ネジならこれで滑りが抑えられて回ることが多い。
薄いシリコンシートが一番効果的ですが、そんなもん普通はないので平ゴムでも代用できる
方法② ネジすべり止め液
ネジ山の引っ掛かりを大きくする つぶれたネジ取り専用クリームです。
ネジ山の上に塗って
押し付けて回すと
こんなもんで・・と思っていたけど 回ります! 傷が浅ければ。。
押し付けながら回すと・・ 回った。
摩擦を大きくしたい場所に使われる成分のクリームの応用ですね。
(絞め込み関節アームなどのずれ落ち防止にも使える)
専用のペンチがあれば万能
以前、紹介したねじザウルスがあれば、頭が引っ込んだネジ以外はほぼ大丈夫です。
ナめたネジや、回らないネジを外す専用の工具で、今大ヒットしてる。
ネジがペンチでつかめる場合
これがあれば、万能に使えるので、1つもっておけばよい
頭が低くても、縦にしても、横でもつかめる。
ただし、ペンチでつかめる突起がネジになければムリ
これらの方法でダメな場合は、下に進む ↓
ネジ山のつぶれ具合が大きい場合
- 引っ掛かりがないほどつぶれている
- 固くて、回すとどんどんネジ山がつぶれていく
- ペンチでのつかみ代がない場合(奥まった場所)
この対処方法は、
新たにドライバーの引っ掛かりを作り回す という方法
代表的な、ナめたネジ山を回す工具を使う。
ネジバズーカとネジとりインパクト
ネジバズーカ
ネジとりインパクト
このうち、、誰にでも簡単で使いやすいのがネジとりインパクト
頭をハンマーでたたくと、その力が回転に代わる=インパクトドライバーという工具の応用です。
だれにでも失敗しにくいので、ネジとりインパクトの使用をすすめます。
今は、いい時代です、一般向けに専用の簡単工具がいくつかあります。
以前は、専用工具で、ドライバーが引っかかる溝を打ち込んでいた
ネジとりインパクトでネジ外しの方法
1.最初に ハンマーで溝をつける
付属の先だけを取り出し、
ハンマーでたたいて、ネジに溝をつける
2,3回強めにたたいて溝を作る
2.本体(ネジ取りインパクト)に差し込んでたたく
たたく力が回転力になり、まずネジは緩みます。
ガツンと頭をたたく
いったん回ったら、もうあとは回しやすい。
誰にでも簡単に回せる工具。
アネックス(ANEX) ネジとりインパクト No.1903-N
たたく前に、回転方向のセットを必ず確認します。
緩める=L(左回り)を逆にして、絞め込む=R にする失敗を1度は誰もするから。
それがダメなら 下に進む ↓
なめたネジはずし ビット
ネジとりインパクトでもだめなとき、
たたくことができない場所 などは、これです。¥
電動ドライバーで使える、簡単工具です。
以前のネジの頭を飛ばしたとき、と同様に新たに逆ネジを中に切り込む方法
取り外し方法
1.ドリル側を電動ドリルに差し込んで、ネジの中心に小さな穴をあける
穴が開いたら 続いて
2.反対側のスクリューを使い、左周りにねじ込む
ねじ込みは 「左回り」 で
電動ドライバーではなく、手動で、少しずつねじ込む方が確実
付属のプレートより、市販の六角ホルダーがあると使いやすい。
3.左回りにかみこんでくると、一緒にネジが回って出てくる
成功!
まず、電動ドライバーに差し込み、中心に穴をあける
逆側のビットで左回りにネジを抜くという方法
特に 取り外し=逆回転は、電動で回さずに、手で確実に左回しした方が着実にできます。
以上、このどれかの方法で、まず山がつぶれたネジは外れます。
慌てないことが大切。
簡単な方法から試していくとよいでしょう
工具も市販品で安価なので1つ、家に、工具箱に常備しておくとよいです。