四国と回るお寺の場所
八十八か所のお寺は、四国は端々まで点在しています。
海岸線、外側に多いですが、結局四国をぐるっと一周、山や海沿いを巡る旅になる。
自然とともに癒される旅でもあります。
四国に広がる八十八ヶ所のお寺
実際に走ると長いですよ。車で行くと早いかもしれないが。
巡るお寺は=札所と呼ばれ 町中、郊外、そして山の中、いろいろなところに点在しています。
四国遍路を始めるきっかけ
それはお招きから・・
四国八十八箇所参り を始めるきっかえけは人それぞれ多様です。単なる観光、お寺めぐり、旅の理由に、呼ばれているような気がして・・
四国に住んでいるのですが、四国八十八カ所参り(お遍路)というのがあり当然知ってはいました。
地元ではお遍路は ”お四国さん” と呼ばれる。
ごくまれに外部の人は、四国に住んでいる人はみんなお四国さん経験してるとか、かなり詳しいとか思っている人がいます。そんなはずは無い! 普通と同じ、お遍路経験者は少数です。あたまえです。
でも、ほとんどの人がそうなように、白装束に身を固め、金剛杖で歩くお遍路さんを見ても何の興味もなかったです。10年ぐらいまえに、お四国さんに行くからと、友人が来て、泊まってて駅まで送っていったことがありますが、なんでこんな大変なことわざわざするんだろう? ぐらいにしか思っていなかった。
それが厄年あたりにいろんなことが気になり始め、なぜか先月ぐらいから ”四国八十八カ所参り”に興味が出てきたのでした。
その理由は・・・わかりません。
こういうのを ご招待 というそうです。(お大師さまからかな)
ネットなどで見ているとなんかどんどん行きたくなる。今がそのとき!のように思い始めた。
その理由は・・・わかりません。
調べると、歩きで行く、車で行く、歩いて交通機関を使って、または自転車、バイクなどさまざま。歩いて行ってみたいなあ と思いますが、40~50日かかるしそんなのは無理。いまなら12日ぐらいなんとか。そう思うとわくわくし始めた。
調べると、札所のお寺は案外すぐ近くにあってすぐいける
とはいえ、そんな適当に四国八十八カ所参りに行ってもよいものなのだろうか?
四国八十八箇所参りの歴史
四国八十八箇所参りの歴史
平安時代の僧、弘法大師 空海が開いたと言われる四国に点在する八十八のお寺をすべてお参りする。そして八十八全てを終えると、最後は高野山へ行って満願となる巡礼の旅。すべてを終えると願いが叶うと言われてきた。
その遍路には、四国の人なら知る暗い影の部分もありますが、今は大きく変わり、ほとんどが願掛けよりも観光や旅行で、宗教的な意味はかなり薄れています。
四国八十八箇所参りの方法
四国霊場八十八ヶ所参りは、だれでも良い。特にきまりはない。
仏教でなくても、真言宗でなくても。観光でも、行楽でもよい。
本来八十八ヶ所のお寺を訪れてお参りするだけですが、一応決まった形があります。
お参りの方法
- 各お寺で、線香とろうそくを供える。
- 納め札に名前を書き、お参りするたびに、納め札を箱に入れ、お経を唱える。
1つのお寺の本堂と大師堂で2回これをする
用語
- 打つ
お寺にお参りすることを 打つ という - 順番
1番札所=霊山寺から順に回っていくことが普通の方法です。
88番札所=大窪寺から→87と 逆に回るのを 逆打ちという。 - 納め札
納め札に名前を書き、お参りするたびに、納め札を箱に入れ、お経を唱える。1つのお寺の本堂と大師堂で2回これをする - 納経帳
納経帳を買って、お寺でお参りが終わると、これに納経費を収めて(300円)各お寺にある納経所で参拝の印をもらう。 - 衣装
お遍路衣装と菅笠、杖の衣装が伝統衣装です。
実際に服装は自由で多くが私服です。伝統的には遍路衣装は白色が基調。
四国の八十八カ所のお寺の場所
八十八カ所のお寺、つまり札所は このように点在しています。(● がお寺の場所。)
こうやって地図で見ると弘法大師が切り開いたといわれる 88ものお寺とはすごい数です、そして各所に点在している。
最初に四国ですが、四県があることは知っていても東日本の人なら、どの県がどの位置までわかる人は多くないでしょうね。私も、東北の県の位置がよくわかりません。
ほとんどの遠方人は、大きさですが 十字で切ったように4つに分かれると思っていたりする・・
しかし実際、四国は下半分近くを高知県が占めている。そして香川県はおまけのように小さいのです。
札所の場所を見ると、町部にあるところから、山部、沿岸部と各所にある。(● がお寺の場所。)
徳島県から始め、最初は平野部にあり、進みやすい、しかし川を越えどんどん山方面へ、そして最大難所の1つへ。高知県に行くと今度は延々と長い道路をひた走ることに、最後の香川県はお寺間の距離も短い。
四国各県の特徴が出ていていろいろ進む旅先もおもしろいです。
四国の海岸線に山道に自然
この場所と道は、四国の地元の人でも通ったことない道、いったことない山部がいろいろ含まれている。
四国の外周をぐるっと一週するような場所にお寺があります。合計走行距離1400kmといわれている。
特に海岸線の道は地元の人でも通ったことない道が必ずあります。
四国の人は、
四国の他県に行くのに、四国の島のへそ=真ん中当たりを通って、他県に行きます。
ちょうど高校野球で有名な池田高校のある(三好)池田、川之江のあたりがへそで、道が良く平野部で山がありまりないその道路を通り都市間へ移動する。
沿岸部の道は、遠回りになるのでまず一部しか通らない。
そこをぐるっとまわり、なんと高知の室戸岬から足摺岬、そして今治と、ほぼ四国の角を全部行くことになる。
きれいで信号のない海岸線を室戸に向けてひた走る。岬を折り返しその港町でその日は止まったり。。金剛頂寺の上り坂も上った。
中心街のビジネスホテルに駆け込んだり、山の中のくねくね道をひたすら山頂にあるお寺めざし雨の霧の中をひた走る。
40番札所の次に隠れた札所を見つけたり。
元々は歩いて回る修行でもあったわけす。雲の上に行くように険しい山を登る山頂にあるお寺もいくつかある。今はそれも険しいお寺はロープーエーがつながり、ロープーエーやケーブルカーでお寺まで行けるようになっている。
それもあえて使わず、全部バイクでいってきました。
本当に長かったし、疲れたし寂しい体験も・・でも本当にいって良かったと思いました。実際に、走行1500kmの旅、バイクで走り終えて、四国の町や自然、人、こんなにすばらしかったんだと初めて知りました。
バイクで走る道としても、海岸線、山のワインディング、スカイライン、バイクの機動力が発揮される車線のない細い山道。
オフ車ならさらに山道の舗装の悪いところも得意。
お参りするという気持ちを持ちながら、バイクで札所を目的に四国を回る、こんな楽しいツーリングがあるのを発見しました。
四国をバイクで旅するのにおすすめです。