シートカバーを外して、スポンジシートの加工の続き、ウレタンを加工して盛る作業です。
シート形状に合わせて盛るウレタンをシートの形状に合わせて削る作業
カッターとハサミでウレタンを削る
これが一番難しい。手間暇と根気が必要な作業で、この出来栄えで仕上がりが決まる。
いままで、レストアでいくらかやってきましたが、ムズかしいです。
この作業だけは、手慣れたプロが早くてきれいなのは間違いない。
ウレタンシート
使用するウレタンシートは、オーダーの四角のかたまりでなく、
いろいろ考えて汎用サイズの1cmシートにしました
1枚のブロックだと失敗すると戻れないので
薄いシートを重ねて仕上げることに。。
カッターで目的の形状に少しずつ削っていくのですがなかなかまっすぐ削るのがむずかしい。
そのあと仕上げにやすりがけは、
ウレタンの材質によっては、細かく削れずに、小石状にぽろぽろと落ちるものもあって大変。
特にこのウレタンシートは再生品、値段が安いかわりに
ちりばめられている内容の固さが違うので削っていくと、小石のようにボロッとクレーター状でとれることがある。
ウレタンシートの加工
カット
載せる部分を採寸して、シートを切り出す
シート上で型紙に採寸して型を取る
シートを切り出す
失敗したり、試した切れ端
重ねていく
少しずつサイズを湾曲に合わせて重ねる
重ねるシートだけやり直すと失敗しても、やり直しができます。
はさみでカットは簡単だけど、切り口を斜めにしてシートに添わせるような斜めの加工がやりずらい
通常は、ヤスリで削るけれどもボロッと大きくとれてしまう。
はさみで斜めに切りながら、ワイヤーブラシやヤスリで少しずつ坂をつくる、
シートが枚数にわかれているのでやりやすかった。
複数枚の張り合わせを選んで正解!
張り合わせ 接着
張り合わせは コニシのG17 黄色いボンドです。
切れ端を接着したらほぼ完全に接着できた
底の部分から、少しずつ広くしていき、だいたいシート形状にそったら形を整える。
そして接着!
まあ、こんな感じですが、シートカバーをかけるとほぼ違和感は目立たなくなる(経験上ですが)
多少の段差は気にならないものです。
お尻の感覚ってニブイ。
そして、シートの張り(テンション)は多少のデコボコを吸収してくれる
最後に接着するときは入念に位置決めと仕上げをします。
これで固定される。はがすことはできない。
もとのウレタンごとバリバリってはがれて接着は強力でほぼ一枚ものになる。
使用したもの
ウレタンシート
使ったのは1cm厚のサイズの大きい
ウレタンシート4枚セット
(最初のオーダーサイズの四角とは予定が変わったが、正解だったようです)
このスポンジ屋のウレタンは
加工が少しやりにくけど、安くて厚さ、サイズが豊富なのが魅力です
チップスポンジ#403【厚み10mm 480 x 480 4枚入】
2cm厚のセットとかもあります。
チップスポンジ#403【厚み20mm 480 x 480 4枚入】
異種のウレタンの再生品なので、削る加工がしにくいが、値段は格安です。
それよりもほかにバイクシートに使える良い市販品が見つからなかった。
でも固さも固めでちょうど良い感じです。スカイウェイブのシートと同じような感じ。
ボンドはコニシのG17
黄色いやつです。ウレタンなら完全に張り付きます。
乾燥後に押したら、乾いたボンドのノリの固さを感じるが一枚ものと同じような仕上がりになる。
最後にシートをかぶせるのがのこっているが、ここまでが大変だった。
ここで一息ついたかんじです。
ゆっくりと作業しましたが、調整の作業が大変で数日間かけてしました。
シートの座り心地ポジションはバイクにはとても重要なことなので頑張った
中身は見かけが悪いけど、経験からして、シートかぶせたらわからなくなって内側はごまかせる(笑)
となるんだけど、、どうだろう。。(あんまりこだわるならシート加工屋さんに頼むほうがよい)
この盛り方でシートを張るとどうなるか?? お楽しみ(笑)
続きます・・ 次回で完結!