下地のクッションの形状と盛りが整ったら次はシート皮をかぶせる作業。
シートをはがし、中のウレタンを持って調整したら最後の作業
シートを張る
表面の皮をはいだ その反対作業
また付けるだけですが工具も必要
ホッチキスのような ステープル を使う
ステープルを打ち込むタッカーという工具が必要。
これでホッチキスのようにバシバシと打って止めていきます。
タッカーでシート張り
コードがいらない充電式タッカーを持っているのでいつも使っています。
手動式でもよいのですが、数が多いと自動(エアー)があると便利、このぐらいなら手動でも十分です。
シートの皮にテンションをかけて、パシッと打ち込んで張っていく。
(詳しくは下記に)
場所によって、たるみが出るところは強めにテンションをかけたり、
角度を変えて斜めから引っ張って止めたり
としながら、シワにならないように止めていく。
大して難しい作業ではないです。
もとのウレタン形状
仕上がりは、もとのウレタンの形状を整えておくことできれいに仕上がる。
あんまり、きれいに仕上げ。。とはいえないです(笑)
大切なのは、きれいな曲線というより(==それは張りでゴマかせる・・)
曲面のデコボコの凹凸が大きくならないこと、
凹凸が多いと、引っ張ってもシワやたるみになりやすいようです。
あんまり細かい事まで気にせず進めます。。こだわると難しい作業なので・・
シート張り完成
こんな感じに仕上がりました。
ゴマかせてるでしょ!?(笑) デコボコを。
中央の皮の色が違うのは、ちょっとした自分流カスタムです!
破れが出たところを、新しい色の違う人工皮で補修==カスタムのつもり
シートの色を全部張り替えると、イメージが変わってしまう・・
一歩はずすと、、趣味悪ーい バイクの印象になりかねない冒険です
なので、一部だけを色を変えてアクセントにすると 派手すぎず、目立ちすぎない自分流にできるのだ。
成功しているかどうは 自己満足(^^
シートウレタン加工前
加工後
シートが、なだらかに下り坂になっていたのを、
できるだけウレタンを中央に盛ってまっすぐに近づけて、クッション性も上げた
1cm厚×3枚程度を足したので、3cm程度のシートアップです。
背もたれのパッドも削り、後退させて座りスペースを広く、
居住性を広くしました。
完成後の座り心地
シートが高くなり、ハリと固さがでてヘタっていたシートが一変した!
このバイクの特徴、フロアが高くシートまでの距離が短めだったので、シートがあがり、ポジションがいい感じになったのだ。
シート高は上がったけど。
ギャップでガツンとくる突き上げもなくなり。
ライディングポジションが変わると、違うバイクに乗ってるような気分になった。
前のウレタン・・ヘタってたんだなぁと時間できた。
工具について
いちおう使用した工具について説明します。
シート張りは意外と簡単で、タッカーがあれば付け外しは簡単。
電動式のタッカーを使いましたが(便利ではあるが)、安価な手動式でもこのぐらいなら可能です。
数が多いと手がかなり疲れますが・・
電動タッカー
使ったのはボッシュのバッテリータッカーです。
使ったものは旧型で、今は新型になっている。
特徴は、
- コの字のステープル
- Tの字の釘タイプ
- 打ち込み深さは12mm程度まで
両方が使えることです
バッテリータッカーはDIY品ならボッシュぐらいしか使えるものがないです。
この値段と品質なら納得というところでしょう
あとは高価な日立製ぐらいで、電動式タッカーはホント使えないのが多いので注意(手動がまし)
連打はできず、ウイーン、バチィ とためてから打ち込む動作ですが、
割と安価で使いやすいといえば使いやすいです。
ボッシュ バッテリータッカー (PTK3.6LI) 【bosch_ptk3.6li】
価格:5979円(税込、送料別) (2016/11/1時点)
しかし、手動でもいけるかなといえば、いけると思います(笑)
自動で、板へのクギ打ちや留めがホッチキス感覚でできるのが快適
手動タッカー
手動のタッカーは安価で、でっかいホッチキスなのでだれでも使えます。
ガンタッカーという工具
高儀 GISUKE パワーハンディータッカー PWHT-100
タッカー1つあれば、
アンコ抜きやアンコ盛り、シート張り替えはできます。
といっても、うまい仕上げは難しく、年季が必要
プロのシート屋さんに頼むのもよいけど、仕上がりの美しさまで求めなければ自分でも可能な作業です。
まあまあ、満足いく出来上がりになりました。。