カバーを外して跡をよく見ると、ウオーターポンプ(水ポンプ)の外側のカバーから流れのような後がある。
外側から流れ出たような汚れが。
ウオーターポンプ
以前 カバーを開けてプロペラ回っているか見たことがある。それで再び締めただけ。
これはオイル漏れでなくて、単に、外側の冷却水のカバーのシールの漏れかな。
オイル漏れではこんなにいっぱいたれないし。
原因は?
たれるのはオイルにしては粘りがないと思って、さらに最近少しだけ冷却水の減りが出ているので補充したし。
しかし、完全に冷却水の緑色と言うわけでもなく茶色っぽい。
いずれにしても 両方ちゃんとシールすれば直るので
冷却水の外側のプロペラの部屋とエンジンカバー のガスケット交換 すればいい。
ウオーターポンプ 開くと
中を開けたらプロペラ
このプロペラが回って水を循環させている。
しかし、この奥の
もし、内部のウオーターポンプのオイルシール漏れの原因だった場合、再び同じ作業で外してそれを交換することになる。
このプロペラを外した奥にあるシールです。
以前は全く問題無かったのでそんなことはないと思うが。
もう再びエンジン開けるのはイヤなので 問題なさそうでも
水ポンプの軸のオイルシールとメカニカルシールもいっしょに交換することにしました。
まさかこんなことまでやることになろうとは・・・
でも開けたときにできる交換をしておくのは正しい方法。
オイルシールとメカニカルシールの役割
エンジンのオイルの部屋 と水ポンプの部屋は 隣り合って表と裏。
オイルと水で満たされた背向かい部屋には穴が空いていてつながっている。
ウオーターポンプの原理
その穴をプロペラの軸が貫通しています。
上の水ポンプのプロペラ 裏から見ると
この写真は、とても作りがわかりやすいです。
エンジンの作る回転を持って行って、ついでに水ポンプのプロペラを回している。
もう少し大きなバイク、車になると、ウォーターポンプは独立した部品になっていますが、これはカバーと一体構造。
オイルシールとメカニカルシールが必要なわけ
背向かいのオイルの部屋 と水ポンプの部屋は穴が空いていて軸が通っている。
なぜその隙間に水がエンジンにはいりこまないのかは
---そこにシールがあるから
貫通している軸の隙間を与圧を掛けて密封しているのがオイルシールとメカニカルシールです。
よく考えられているんですね。これで水が入り込まない。
こういう構造の多くは、古株メーカーの特許だったりする。
車、バイクの中の構造には山ほどの特許が出されてます。これも日本メーカーの特許かも
そうだとしても、普通の構造なら通常とっくに期限切れている。
密封が崩れると、混ざってしまう。シールを通り抜けた水は下に抜けるようになっていて、ポタポタたれるようになっているのです。
今回のたれは、外側の水ポンプの部屋から漏れている様子でしたが、この軸のシールの原因でたれている可能性もある。
こんな交換まですることになりましたが、気になっていたエンジン下部のオイルのたれ
今度こそしっかりと作業して、もう何もしないで乗るだけの快適なバイクにしたい。
Q&A
題名: SYM RV125EFIウォーターポンプ修理
初めまして、RV125 EFI に乗ってます。
最近30分位の走行後停車して、エンジンを冷ますとウォーターポンプ付近より、緑色の液体が1~2滴ほど出でるようにまりました。
ほんの少量なので、このままでも良いかもしれないのですが、治すとすればウォーターポンプを外して、液体ガスケットを周りにつけて、そのまま再度取付で大丈夫だと思いますか?
SYMの部品が手に入れにくい地域なので、教えて頂ければ幸いです。
ウォーターポンプカバーのことだと思いますが
>治すとすればウォーターポンプを外して
カバーのシール漏れなら、そういう方法で水漏れが止まればOKだと思います。
底面からもれるメカシールが原因の水漏れなら、部品一式を変えるべきです
なぜなら、分解組立は大変なので分解したときにツギハギ処置でなく、きちんと対処した方が着実な方法だから。
ここの分解組立は大変で、ベアリング抜きなどの専用工具も必要だったと思います。
どちらにしても、走行中も水漏れしてる可能性がありますから、
冷却水が全部外に漏れているなら漏れた分の冷却水を継ぎ足しせばダマシだましで乗り続けられると思いますが、
まだまだ長く乗るなら、メカシールが原因の水漏れなら根本対策しておいた方が良いと思います。