スカイウェイブの冷却水交換
スクーターなので簡単にはいかないです。手順も一般的な車、バイクとはちょっと違う
このスクーターでは、冷却水の交換をしたことがない人は、あちこち外して、作業も普通と違うので 複雑
バイク屋に任せた方がよいかもしれません。
スカイウェイブの冷却水の交換
普通の手順とは少し、いやだいぶ違う
カバーをいろいろ外すので何かの修理と一緒に頼むとよいかも
スカブはCK43A 250ccのCJ43でも同じはず。
以下は、整備書の手順でしましたが、
ほかのバイクと違うところは
- ドレンボルトがない
- エア抜きボルトがある
- カバーをいろいろ外す必要がある(これはスクーターの宿命)
冷却水の交換手順
その前に、
カバーをいっぱい外したらやっとボルトにたどり着くという時間のかかる作業です。
下部のカバー類を外したら
冷却水のドレンボルトがない
2か所のホースを外して抜くことになっている
- ラジエター下のホース
- エンジン下のオイルフィルターそばのホース
ここを外して、ホースを引き抜いて古い冷却水を抜く。
新しい冷却水を入れる
注ぎ口
キャップは、キー横のあたりに。
ダッシュボード内の上部にあるネジを外して、カバーを引き抜くと
手順では
シートの左下の方に ”エア抜きボルト” があり
そこを外してから、冷却水を 入れる
そして、”エア抜きボルト” からあふれてきたら注入されたのでやめる
そのあと、 ”もう1つの エア抜きボルト” から エンジンをかけてエア抜きする 手順です。
エア抜きボルトとは?
冷却水交換では、ホース内などに空気がどうしても残る
残る空気を抜くための専用の排出口です。
エア抜きボルトがあると、交換後の冷却水のエア抜きの作業が早くなる
(だから、なくても エア抜きに通常の時間をかけたら、エア抜きボルトを開かなくてもいけそう)
普通の冷却水交換の手順なら 以下を参照のこと
実際の作業
2本のホースは、カウルの下カバーを外したら、ホースクランプに届くのでゆるめて外した。
ホースを引き抜くといきなりドバッと出てくるので、
キャップを閉めておいてホースを外す そのあと受け皿に入るように準備してからキャップを外すといいよ
続いて、すすぎ
キャップ口から、水をいれてすすぎ。。
丁寧にまたホースをツナいで、水を循環させてすすぎ洗いしてもいいけど、面倒なので水を上から注いで、ダダもれすすぎだけにしました。
エア抜きボルト
外したホースをつないで、 ”エア抜きボルト” を外す
そして、新冷却水を入れる
”エア抜きボルト” からあふれてきたら、注入をやめて閉じる
エア抜きボルトがあるので、冷却水がスムーズに入って行きます、ここが簡単でよいところですが、
エア抜きボルトは、奥まった位置にある
2か所あるんだけど・・
(この場所はややこしすぎて説明がむずかし)
シート下の前側
エアークリーナー全体のカバーを外したところ
すると斜めから きれいにドライバーが入ります
”もう1つの エア抜きボルト” は・・
手順ではこれもゆるめてエア抜きするのですが、
そこにたどり着くにはほかにも車体カバーを外すしかない、外しても、エアークリーナーが邪魔になって回すのが難しそう
アクセスするのが難しいのでこれを外すのははあきらめました。
冷却水を入れる
いったんエア抜きボルトからあふれるまで入れたら、もうかなり新冷却水は入っている
エア抜きボルトを閉じて、キャップをして車体を傾けたりすると、より入りやすい
これでキャップの注入口付近まで入れたら、キャップをひらけたままエンジンをかけてアイドリング
通常は、しばらくアイドリングさせていると、エアが抜けて冷却水が奥に入って水面が下がりますが、
一向に下がらない。
下がらない理由は、エア抜きボルトのおかげで、最初からエアが混じらずにエアは抜けているようです。
もう1つのエア抜きボルトは触らなかったが、これで交換できました。
まとめ
ポイントは
- スクーターなので、冷却水交換のために外側のカバーをいっぱい外すのが大変
スクーターの宿命だけど。手間かかるよ! - エア抜きボルトがわかりずらい(整備書がないときついし、あってもキツイ)
エア抜きボルトをゆるめなくても、いいかな
エアが混じりやすいが、アイドリングすればエア抜きできるし。
>冷却水交換の方法
を参照 - 普通のバイクより手間は倍以上
せっかくエア抜きボルトがあるのに、それをゆるめるまでのアクセスが大変という作り(笑)
もし整備初心者で、
オイル交換できたから、”冷却水交換も” っていう初心者はやめといた方がいいという感想です。
(ビッグスクーターは、外側を外して目的地までアクセスするのが大変)