整備とメンテ(-エンジン)

発電不良 その3 フライホイール(磁気ローター)を外す

発電不良は、前回までは異常がわからなかったので
つづいて フライホイール交換

フライホイールやコイルを取り外し作業が必要ですが、
これはなかなか難しく、専用工具も必要。

発電不良 フライホイールフライホイールを外す

引き続き、

発電不良 その2 からつづきです

フライホイール(磁気ローター)の取り外しは
セルモーターが空回りしているワンウェイクラッチの故障でも同じことをするので

交換の時にも参考に

フライホイール(磁気ローター)取り外しの手順

フライホイールやコイルをとりあえず交換してみます。

これを取り外し、交換するには、専用工具が必要。

openedGeneENG3

ほんとにやっかいな作業です。エンジン触るときは専用工具がメーカーごとに必要になったりします。

フライホイール取り外し 固定方法(専用工具)

フライホイールの外周に
回転検出ピックアップ用の突起が出ているので、この部分を避けて固定

openedGeneENG3
これで、中のナットを回して供回しても、ナットと一緒に回ろうとするホルダーを持って固定できる。
へその中心のナットをまず緩める(下の写真はナット外し前)deRoter5.jpg
レンチを回してナットを緩める

deRoter2
ナットを外したところ

レンチ入れて回すとフライホイールごと回転してしまうので、
フライホイール押さえて固定する工具が必要
取り外し専用工具

使った専用工具=プ-リーホルダー

plholder1.jpg

横の蝶ネジで湾曲のベルトの調整して締め込み固定し、回しハンドルで最後にギュと固定。
接触するところはゴムカバーで覆われているので、キズ、滑り止めになっている。なかなかです。

あと枝の二股のタイプもありますが、これは差し込む穴が相手のどこかに必要で、このフライホイールでは差し込む場所がないかもしれません

フライホイール 取り外し方法

ナットを外してもフライホイールは抜けません。専用工具をつけたところ

ハズしたナットの所に専用工具をまずねじ込む、そして中のボルトを締め込むと、無理なくフライホイールが後ろに引き出される構造。

deRoter3s.jpg

テーパー状の軸に押し込まれているので、専用工具がないと抜けない。
六角ナットの長い黒いやつ

手で引っ張っても絶対抜けませんよ。バイクが倒れるので無駄な抵抗しないように
プーリー抜きの3つ爪のやつはゆがみ負荷をかけるので、出来れば避けた方がいいでしょう)

専用工具が必要。通常のものとはちょっと違い、汎用品はつかえなかった。
小型車ホンダ用のと同じらしいです。専用工具

deRoter4.jpg
専用工具を使うと苦もなく外れた

フライホイールは取付角度が重要ですが、
取付角度の心配は不要で、キー溝などがあり、必ず決まった角度でしか入いらないような作りです

取付時には、ミゾがあっているか十分注意し無理に入れないよう注意

フライホイール(磁気ローター)とワンウェイクラッチ

roter1
これが取り外したフライホイール(磁気ローター)

裏側のワンウェイクラッチ。

roter2.jpg

セルモーターがギアを回したときの一方向の回転の時だけ中のローラーピンが転がり、3方向から軸にかぶりつく仕組み。

roter3.jpg

これもRV君では壊れることがあるようです。
セルを回しても空回りしている感じのするときは、まずここが故障

セル空回りの症状のときは、この手順でフライホイールを取り外し、裏側のワンウェイクラッチの交換です

そんな原因がわかっている故障の方がずっと楽だ

さて、次はどこが悪いのか調べる

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