とある神社で雨止みをまっていたけど
やみそうにないし、また時間があるので雲辺字に向かうことに。
雲辺寺へ
バイクにかけてあった濡れたカッパを再度着て出発。濡れたカッパを着るのはいやなもです
雲辺寺への車の道はいくつかありますが、峠越えルート、7~8km
普通の道から折れる所に立て看板のようなのが立っているだけ。
こんな道を7キロいくのか・・
細い道を雲辺寺へ
遊歩道のような細くて車は対向出来ない道ですが、舗装はされている。
ここをくねくねと行くと立て看板が 後4km とか標があるだけでも救われる。
峠を登っていくとそのうち霧が濃くなり視界が・・バケツひっくり返したような雨は変わらず、
霧と雨で前がほとんど見えなくなる。
メットのシールド閉めると前見えないので開けて走ると、メットの中までずぶ濡れ
くねくね道を木々のトンネルをくぐりながら上がっていくほど、道は川のように水が流れてるし・・・
雨で顔はとても綺麗に洗えている気はするが、中身の服はかなり濡れ、靴は中までジュボジュボ。
川になった道でスベリそう、霧で先は見えないし、突然曲がり道が現れたり。。
・・・幸いというか当然なのか、対向車は一台もいない
ここまで来て意味がわかりました。
これは滝に打たれる修行です。
そう思うと楽になる。
こんな道を7キロぐらい走って雲辺寺駐車場に到着。すっごい疲れた。
駐車場からまた1キロぐらいは傘さして歩く。傘さしても雨で濡れるがもう濡れるの平気(^_^
雲辺寺
雲辺寺は広くて山上のきれなお寺でした。観光などにも来るようで売店も。
[写真はずぶぬれで無し]
境内に霧が立ちこめていて幻想的です。雲の上にいるようでこれが雲辺寺の名の由来なのかもしれません。
帰りはバイクにかけてあった、もっと濡れたカッパをまた着るのがきつい。
ここから帰りまた同じ道を引き返す。
県道に戻って、とりあえず次のお寺方面へ。
宿を探して
ここからまた長いが次のお寺の地方はもう日もくれて夜で何もわからないし、雨の中宿を探す気もおきないので、
このあたりで都市といえば観音寺市。
ここから20kmぐらいはあるが、これだけ走るともうすぐそこに思える。
8時頃になり、暗くてびっしょり濡れて体は冷えて、ラーメン屋の看板を見ると無性に入りたくなるライダーの心境。
見つけた観音寺の旅館でこの日は宿泊。
宿泊者は自分一人のようで、窓からは街の周りの明かりが見えて旅館もあんまりはやってなさそうな場末の雰囲気も感じます。
寅さんが泊まる旅館のようなこの感じは嫌いじゃない。
濡れた衣服や持ち物の整理、バイクに干せるものを目一杯かけておく。靴をミラーにかけといて、手袋やカッパやジャケットとかバイクの引っかけられるところに干して。
明日までに乾くだろうか? バイク生活者のようなバイク駐車になってきた。
お風呂に入って和室の部屋で寝転ぶと、もう布団で眠れるだけ天国です。
晩ご飯は近くのコンビニ弁当、こんな日はビールぐらい飲もうと発泡酒ではなく、スーパードライにしました(^_^
お遍路衣装にアイロンを借りようとすると、女将さんがかけてくれ、これで明日もきれいに出かけられる。
高知県までは長かったけど、最後の香川県に入ると小さいのでお寺の距離は近い。
ここまで来て1日でどこまで進めるかもわかり、やっと八十八カ所目が見え、メドが付きました。