日本のヘルメットの規格ですが、いろいろとややこしいです。
ヘルメットを選ぶときに、分類して知っておけばよい知識
ヘルメットの安全性の規格
ヘルメットにある規格と安全性 の選び方
最初に結論は、
バイクのヘルメットの安全性は
実際 規格で選びません!
安め、2万円以下のヘルメットは、規格が少なく、安全性はピンきり。
ヘルメットの安全性がわかる規格
- 昔は、ヘルメットの規格は JIS A B C
- 現状、ヘルメットの規格は SG(PSC)
- 現状で厳しい規格、 JIS T8133 一種,二種 、MFJ 、スネル規格
2.最低限の規格が SGとなります(下 参照)
3.その上に、厳しい耐衝撃性や固さをもつ、JIS、スネル規格等がある。
ヘルメットの規格
昔、50cc原付きは、ヘルメットをかぶらないでもよかった。
あるときから義務化され免許の講習でどのようなヘルメットをかぶればよいかの質問がよくでたらしい。
道交法では、ヘルメットなら何でも一応大丈夫ということになっているようだ。
(普通、店で売ってるヘルメットは安くても、全部にSGマークがついている)
実際に、ヘルメットの安全性は、
規格だけではよくわからないのです。
SG規格
SGはマークが付いています
これは、ヘルメットに認定する安全マークで、最低限のレベルを確保するもの
いわゆる安全マーク PSCマークとほぼ同じ
SGマークのついた製品は、欠陥があれば、賠償金は支払われるという安全マーク。
近年は、SG、PSCがなければちゃんとしたヘルメットとは認められないとなっている。
実際に ホームセンターの2千円の 自転車用から 1万円台(いや2万円)のバイク用までSG規格です。
日本で売ってるなら、どれでもSG規格はまずあると思ってよい
つまり、同じSGでも規格
ギリギリクリアのものから、
規格以上に安全なSGのヘルメットまである
といえる。
だからピンキリ
同じSG規格でも 2千円~2万円のものがある
SGは最低限の安全マークで、本格規格との間が無いようです。
こういうとこのようです(以下)
最低限の規格
[ SG規格 = 2千円ぐらい~ ]|
この間の規格がない
|
高水準安全規格
[ JIS規格 = 2万円以上 ]というのが現状。
国内の安全規格を見ればわかります
本格的なヘルメット規格
安全性の高いバイク用ヘルメットになると、以下の規格
(現状のヘルメットのJIS規格は、サーキットで数百kmで走るレーサー向きぐらいの安全性!)
JIS T8133規格
昔は日本のJISもA,B,Cと分かれていたが いまは
JIS T8133 一種,二種になっている。
- 125以下用の規格は、いわゆる半キャップのような型の規格
- それ以上の規格が、普通のバイク・ヘルメットの規格
JIS T8133 で 1種:125cc以下用 と 2種 それ以上
の一種,二種になっている。
スネル規格
国際規格 世界規格で一番厳しいと言われるが、耐衝撃性とかの評価はJISと違うようです。
国内ではSHELLとJISが共に、ヘルメットを決める厳しい安全規格の代表
MFJ規格
日本モーターサイクルスポーツ協会のレース用のヘルメットに与える公認
アライ SHOWEI の規格
ヘルメットといえば・・の2大メーカー
アライ SHOWEIはSG規格だけの安いヘルメットのを作ってなくて、JISやスネル規格の厳しい規格をクリアしています
アライ SHOEI品は、厳しい、JIS、MFJ,スネルの規格を通った品です。
(この規格はレーサーが走るときに身につけるほどのものなので一般公道でも十分すぎる)
・アライのヘルメットの場合は、
独自の:アライ規格 という社内規格にアライヘルメットすべてが合格しているようです。
(アライ社の公式説明によると、厳しいといわれるSNELL規格より厳しい社内規格)
ちゃんとした安全性の高いヘルメットなら アライかSHOEIで選べば間違いない ということになります。
それ以下のヘルメットは、規格が全部SG規格なので、「値段なり」という解釈になる。
たとえば、某ヘルメットメーカーのは2万円でもSG規格ですが、かぶれば同じSG規格の他者の安い4千円のヘルメットとは内装のつくりに違いが分かります。でもどれぐらい違うかを知るには各社テスト基準にたより、客観基準はない・・
アライ、ショウエイ以外でJIS規格のヘルメットは見かけない
ヘルメットの安全性の規格 まとめ
規格だけでなくて、ヘルメットばっかり作っている老舗メーカーの方が安全性には強いに決まっている。
- アライ SHOEIのヘルメットならどれも、間違いないJIS、スネル規格等の安全性をもつ
- それ以下のSG規格のヘルメットはピンきり
2千円~2万円まで差があるが、SG規格のものの中でも安全性に差があり、規格でえらべない - SG規格とJIS等の規格の間がなく、同じSG規格でも、その中の差は大きいと考えられる
SG規格だけでは、ぎりぎりクリアか十分安全か判定する基準がない
結局、アライ、SHOEI以外のヘルメットの安全性は、規格だけでなく値段で選ぶことになります。
本格的な安全を求めるなら
アライかSHOEI のを買え
ってことで、それ以外なら国際規格のスネル規格(外国製ヘルメットに多い)
普通の、当たり前の結果になります。
ヘルメット選びの基準
原則は、SGマーク以上のヘルメットをかぶっておいたらいい。
- 小型二輪(125cc以下)バイクは SG規格でいいが、
- 高速道路も走るそれ以上のバイクは、アライ SHOEI クラスのヘルメットにしておいたほうがよい
一般に、このように考える人が多いようです。