こんどはバッテリーがあがった。
発電が不良のようです。
新しいバッテリーのはずが上がってます。
また、発電関係の不良の原因を探しなおすための修理と整備
発電不良 その1
エンジン始動時の充電電圧はかってみると14V弱。サービスマニュアルで見ると15vは出てるはず。。
15V程度はバッテリーの端子のところで確認できるはず。
回転計ないのでわからないですが、いくら回してもそんなには上がらない。
こういう場合よく壊れているのがレギュレターですが、
レギュレターは発電器の交流電気を直流にするのと、併せて整流の安定化の役目をしてる一つの部品。(下の図)
熱を持つのでこれは今のバイクでもよく壊れることがあります。バッテリー系トラブルでの一番多い原因かも。
名称はレギュレターレクチファイアーというのですが、よく壊れるのでレギュレターというとよく知られる部品になりました。
レギュレターの故障なのか
なんか違う気がするけど、一応ここからあたるのが正攻法
まず、チェックしたらレギュレーターはOK
サービスマニュアルのバッテリー
バイクの発電機ってすごく難しそうですが、仕組みや構造は単純でわかりやすい。
モーターを逆回しするように、コイルの回りを磁石(ローター)が回っているだけです。
またはその逆。
これは交流の発電ができるいわゆる三相交流の発電機。
そこからレギュレターで整流してバッテリーへ。
エンジンの発電のコイルから出ている3本の黄色の配線をはかってみました。
サービスマニュアルをもとにチェックすると、異常はなさそう。断線も確認できない。
エンジンの中に入っていく線も断線も劣化もなさそう。
コイルが断線していたり、配線が損傷していたりということもあるらしい。
配線の皮膜がアミ線。テフロンなどの耐熱線でなさそうで、根本にほつれがあり、アミが擦れて皮膜に少しキズが見える。でもまだ中の電線までは見えないので問題はでていないと思われる。
エンジン回して、この交流 発電して出てくる交流電圧をテスターで測ってみましたが、なんか低い。
レギュレターに出てくる電圧も低いです。14V弱
さて原因は
ここはいろいろ考え、日数をかけて当たってみましたが・・・
その結果から考えると
外側からできるところはいろいろは測定してみましたが(エンジン側面を開けないと発電機見れないので)
どう考えても手応えの感じではコイルはきれいなままで問題無いとしか思えない。
発電の不良らしいことはわかるけどコイルなのか。。コイルでは無いとまず思う。
コイルがおかしいか、磁石(ローター)がおかしい、または整流役のレギュレターか、ぐらいしかないのだが・・
外側からの測定ではもうわからないのでエンジンを開けるしかない。。
外からの感じではどう考えてもコイルはきれいな状態だと思う。
それ以外でバイクの発電で不良を起こすとしたら、磁石(ローター)ぐらいしか思い当たらない。
かなり面倒なトラブルになりそうです。