さあて、次はシートです。
年よりのバイクなので、あれこれと手がかかる時期です。
シートのクッションへたり
気になっていたのは、シートのへたり
だいぶ前からデコボコではねるたびに、乗り心地悪いなあ と思っていた。
突き上げで気分が悪くなる。
最初はサスペンションのへたりかと思った。
原因はシートのクッションがもうつぶれていて、衝撃吸収していない。
以前のカバー
シートカバーの取り外し
だいぶボロくなってきたウレタン
このバイクはシートが安楽、ソファーでいいんだよね それがウリ
長時間でもお尻が痛くならないし、腰あてパッドで乗り心地がゆったり安楽(^^;
そのウリのゆったりシート復活を目指して。
以前に加工を加え、シートが広く使えるように背パッドを後ろにずらした。
一番薄い部分に体重がかかるのでへたりが加速したもよう。
シートのカバーを外す
カバーはホッチキスで止まっている。
裏側に返し、マイナスドライバーを入れて、全部外す –かなりの数です。
外したらカバーをむく
ウレタンが現れる
ビニールカバーが下にあるせいなのか、汚れ、カビている
カビとか増えている様子。カバーをかけたら見えないからそれでもいい。
シートのスポンジ形状の把握
けずったり、盛ったりするために形をよく把握しておきます。
中身は実は立体形状で、薄いところが多いのです。
実は薄いシートのウレタンスポンジ
重厚に見えるシートですが、実は薄いのだ。
メットインの容量を上げるためにできるだけ内部が薄くなっている。
後ろに行くほど、薄い。中央がへこんでいる。
ここにウレタンシートを足して、復活させる。
アンコ抜きとアンコもり
足つき性などをよくするのに、シートのウレタンのクッションを削り薄くすることを
- アンコ抜き といいます。
- 追加するのはアンコ盛り
きれいに直すのは簡単ではないからプロに頼むのがたぶん一番確実 きれいに、手間なく仕上がる。
こういう作業は、家具屋さんがやっているが、バイク屋さんに頼むと、アンコ抜きもアンコ盛りもやってくれるでしょう。その他、シートカバーの張り替えなども
といっても提携するシート加工屋に下請けに出されるのがほとんど。
しかし、買ったときと同様、それ以上になって帰ってくる。
大体 2万円程度。
自作、アンコもりの実行
ヘタってへこんだ部分に合わせてウレタンシートを足して復活させます。
この反った部分にスポンジを足して平に近づけて、クッションを良くする予定。
これは、盛り方の好みが難しいので自分で時間をかけてします。
一部だけ、元に添わせるようにスポンジを付け足すのは難しいのです。
でも、時間をかければできます
見た目少しイビツになっても、経験から
カバーをかけてテンションをかければ目立たないし、座った感じも気にならない。
根気と時間と少しの器用さがあればできる!
ウレタンシートの選択
厚みで中央部だけで3cmほどあげる(盛る)予定。
反っているので、一番高いところが3cm
それで厚さ3cm以上のウレタンシートが必要です。
市販のウレタンシートを重ね上に置きますが、固さの選択が大切 これで座り心地がきまる。
さて、ウレタンの選択ですが、なかなかいいのがない。
- ソファー用などのウレタン
普通はこのタイプを選択 固さは通りがある - 低反発ウレタン
ベッド素材に使用される押したら、その形にへこむ、放すとしらばくでもとに戻るウレタン
値段が高め
低反発ウレタンはシートに着けると、夏場は密着するのでお尻が蒸れることがあります。
1の上に2を重ねる方法もあります。
なかなかサイズや固さでバイクシートにいいものが見つからなかった。
決めたのはここ
市販品のウレタンシート
再生品のウレタンパッドです。
厚さ、大きさの四角でオーダーメイドが可能
厚くて大きいバイクシート用にできるのはここぐらいしかみあたらなかった。
再生スポンジなので格安なのがよい点(欠点もある 後述)
希望のサイズ、暑さで注文できる
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固めを選びましたが、思ったより柔らかったが、バイクシートには腰もあってちょうどよさそう。
さて大変なのはシートに合わせた加工です。
次回からの、実際のウレタンシート盛り加工につづきます・・・