足摺岬から 39番円光寺、40番観自在寺と回ります。
ここからは、四国の西側の海岸線です。
山を越えたあたりから、知らない間に車のナンバーが愛媛ナンバーに変わり県境を越える。
愛媛県へ
40番観自在寺
十二支守り本尊
宇和島にたどり着き、駅で休憩。龍光寺へ行こうとして途中で5時になり今日は終わる。
宿は、途中の 道の駅近くの民宿にしようと、バイクで尋ねると 満員。この時期で民宿がいっぱいとは。
今日の宿がない!
あとは宇和島にはビジネスHぐらいしか無いそうで、日も落ちてきて、また道の駅に戻り途方に暮れる。
道の駅は、店の閉まる7時過ぎから様子が変わる。
野宿する場所になっているようで車で回っているお遍路さんと話すと、今朝、高知を出てここまで来たそうです。今日はここでテントのようです。また歩きお遍路さんも敷地で野宿の準備している人も。
地元の人がいろいろ教えてくれたが、このあたりには宿はもうないようです。
もう日も落ちて今から宿を探すのに気が重くなるが、とりあえず周辺宿のリストがあるなら電話してみたら? という提案で 宇和島ユースホステルで聞いてみると、とても親切に対応してもらえ場所も説明してくれた。
宇和島駅近くの愛岩公園(アイガンとは読まないけど、読み方わすれた)の裏にあるというので、愛岩公園を目指していく。
複雑な場所らしく駅のコンビニで聞くと”場所はわかるけど、道はなんといっていいかわからない” という場所らしい。タクシーの人に聞いて向かう。
宇和島の宿
丘の上なので、だいたいの場所を頼りに行くと、坂道への登りに吊し看板があり矢印。
分岐の曲がり角が来ると看板があり、矢印たどっていくと宝探しのように迷わず行ける。お寺行きではさんざんまようけど、これは楽しかった。
森の宿 うわじまユースホステル
入り口
ここは本当にオアシスでした!
ユースホステル(YH)は 泊まったことがあるけど、狭い部屋に2段ベットが2つぐらいあるという間取りが多くて窮屈で、安いけどあまりよい印象がなかったけど、ここは宿の施設全体が広く、本当にゆったりしている。
愛媛県-宇和島市にあるYH
HPが新設されてMAPもあるので、行きやすくなっていますよ!
上りの道は小型車が通れる程度の道だったのですが、その分、
サイクリスト や ライダー の二輪 歓迎だそうで、敷地も広くて駐輪場もあるこの宿はオススメです。
** 正式名称は 森の宿 うわじまユースホステル
ユースホテルではなく ホステルです。ビジネスホテルと ユースホステルを勘違いする人も多いらしいので注意です。
*ユースホステル(YH)とは
全国にある旅行者用の安い宿で、相部屋で宿泊が基本。(個室もあるところが多い)
その分安く、また旅人どおしの交流に、寝室より食堂スペース、交流リビングスペースが充実していることが多い。各YHで特徴がある。会員になっていると、会員価格で宿泊できる。非会員でも同様に+料金(非会員価格)になるだけなので泊まったことがない人でも安心です。
宿泊の施設や料理よりも、他の旅人との交流を楽しめる、旅人どおしが交流しあう宿がユースホステル。
ここは本当に良い宿でした! この宿であと一泊ゆっくりしていきたかったのが今でも心残りです。
宇和島駅から近いけど、ちょっとぐるっと丘を登る。途中、対向したらかわせない細い道、車は小型車でないとむずかしい道を上る、お寺にいく道のようでいいです(^_^
ちょうど四国八十八カ所参りの半分あたり。ここは体と心休めるのに最適な、いやしの宿。
ユーズホステルは会員以外も泊まれますが、ここ宇和島YHは+料金が必要なところを、お遍路さんは会員価格で泊まれるおせったい。
館内は廊下からしてとても広く、本当にゆったりとしている。
リビングの共用スペースも広くて、掘りごたつ式で座れる。
宇和島の街からすぐ近く、ゆっくりと宇和島の街に。またYHの裏はすぐ愛岩公園。宇和島市内の夜景が一望できる。宇和島駅の街はすごいところですね。すぐ背に丘があって。
屋根のある自転車置き場も広くあってバイクも安心。
ホームページにはずぶ濡れライダーも歓迎と・・(涙)
これまでのお遍路宿泊者のお札もありました。お遍路さんもいっぱい来ています。また情報ノートがあり自由に書き込めるし役立ち情報あり。
夕食はやっていないけど、朝食はいっぱいあっておいしくて満点朝食でした。朝から食べて出かける遍路さんにはぴったり。
特筆すべきは
スモーカーには、屋外の喫煙スペースがすばらしく居心地イイです。喫煙は隅に追いやられる昨今、この森の宿で吸うタバコのおいしいことったら・・すぐ裏には公園で夜景が一望だし、
管理人さんも、ゆったりとマイペースで住職さんの域に達した感のあるような穏やかな親切さで、なんとも良かった
ちょうど、四国八十八カ所参りの中間あたり、ここまで来るといろいろ疲れもでていることでしょう。
長い旅は疲れるので、どこかでゆっくり休むのもより良い旅にするコツですね。
丘の上にあり、木に囲まれ館内も広いここでゆっくりするすると、休養になるでしょう。
40番と41番札所の間にある、そんなに知られていないオアシス 森の宿
癒すのに絶対オススメの宿です。ここでゆっくり休んで、また後半に力をつなげます。
突然の飛び込みでの宿の夜
宿の人はもう八時を過ぎているのにとても親切に迎えてくれました
宿泊手続きと明日の朝食を申し込み。(夕食はやってないとこのこと)バイクの荷物を外し運び入れる。
管理人さんが 子供とホタルを見に行くので行きませんか? と誘ってくれ
もう一人、東京からの人も今日到着していたので、いっしょに車に乗せてもらい同行。
すぐ近くの大きな水路で ホタルが!
流れ星のように、スーと光が現れ消える・・中央駅の周りの都市な場所でホタルが見えるところがあるのに驚き。
当然、写真には写らなかった・・・
ユースホステルの旅人と夕食
ホタルの帰りに、同じく本日到着した東京からの人と一緒に、教えてもらった居酒屋で晩ご飯。
東京生まれの東京育ちの人って今はわりといるんですね。いろいろ教えてもらうと新鮮でした。
主にこのユースホステルを訪れることを目的の旅だそうです。ユースホステル大好きという人がいるのを知った。
ユーズホステルを訪れる目的の旅を組んで旅行し、全国のユースは北海道から九州まで、ほとんど旅行しているそうです。そういう旅行があるのも知りました。
もう、全国のユースホステルをほぼ全部訪れているそうです。
そういう場所での交流や友達になるのは楽しそうな旅にも思えます。
震災以後、東京が暗くなっている というのは本当なのだろうか?
看板ライトやネオンがギラギラが売りの新宿や渋谷まで薄暗いほど節電しているのも本当だそうで、震災以降、東京の人の雰囲気が変わってきているみたい。やっぱり地方や周りに助けられて東京も成り立っていると都民も感じて来ているのではないか、ということでした。
あのネオンや看板が特徴だった東京が・・驚きです。
中国、四国方面も阪神、淡路大震災がありましたが、今回の震災はやっぱり東北という遠い場所なので貴重な話を聞くことができた。
国内、海外の旅行話や今の原発事故の東京の街の騒ぎとか、西日本ではテレビでしかわからないところを直に聞けてともて興味深かったです。
宿に戻ると9時をすぎていて、ここまでたまっていた洗濯をしないと。
いろんな記録付けるのも残っている。宿ではゆっくり時間をもてあますかなと本ももってきたけど、それどころでなく、ここまでゆっくりする時間もないほどばたばたしている。
ランドリーをしようと準備してたけど、10時までなので乾燥合わせると終わりそうに無いので明日に。
日が落ちて途方に暮れていたのが一変、お風呂も広くて、のれんのかかった入り口の浴場があって、湯船があり 本当にいやされました。(ここへもお大師様のお導きでしょうか)
寝る前にちょっとゆっくりしようと、宿のビールを。ドライの瓶ビールの小瓶があるのがうれしい。
楽しかったなぁ、ビール瓶を片手に、この宿にこれた幸せを感じる・・
宇和島はちょうど一番札所の徳島県からみると反対側の場所です。もうこんなところまで来たのだ。(だいぶ日にちはかかっているが)
それも2つの岬を通って。 まー長い道。
この日はよく眠れました。