整備とメンテ(-エンジン)

発電不良 その2 エンジンカバーを開ける 

発電不良 その1 からつづき
異常がわからなかったので につづいて エンジンを開ける

発電異常確認のため、エンジンカバーを開ける

ここを開けるのもエンジンオイル代えたばっかりだけど、抜く必要がある。。

開けるにはマフラーも外して、実質、スイングアームのようなところも外すことになるので後輪の軸
のナットを外すのも必要。

エンジン(カバー)を開ける

さて、エンジンのカバーを開け、発電コイルを露出させるには、マフラーもタイヤも外す作業がでます。

後輪軸のナット取り外し

これが大変で、このナットは確かM24(もしかすると25,6だったかも)

swingArm.jpg

最初23であうだろうと買うとまだ小さかった。

かなり強力に締められているので、柄の長いレンチが必要。
(インパクトレンチがあれば早いけど)
回すにも後輪が一緒に回ってしまうので、タイヤを回り止めすることが必要

マフラー取り外し

マフラーは固定が3本のネジで車体に固定、エンジン排気部は2本のネジで止まっている。
まず、エンジン排気部のネジを外した後、固定の3本を外すんだけど、

エンジン排気部のネジは奥まった所にあるのでまた大変。

ガスケットが間に入っているのでなくさないように。排気漏れが無かったら再使用可能
できれば新品に。
ring.jpg

エンジンカバー取り外し

側面カバーのボルトを全部外す。
全部のネジを外してもカバーは通常、張り付いているので全く何事も変わらない。カバーは強固に張り付いている。
オイルが漏れるので、下に受け皿が必要。

これなかなか外れない、
板を当ててハンマーでコツコツとたたくと外れます。
といわれてもどうやっても外れないように強固に密着しているように感じますが、たたく場所をあちこち変えて側面から コツコツと30分ぐらいでもたたいていると必ず外れます。

いくら横からたたいても、ズルッと横に滑ることはない。
ノックピンが出ていて、そこにはめ込んで固定するようになっているので、いったんカバーを少し引いてからでないと横ずれはしないので、あんまり強くたたきすぎないのが大切。

根気よく、コツコツと何十分もやると必ず外れる。

ガバッと残りのオイルが出て、はずれた。

エンジンカバーがはずれ、発電コイルが露出

発電部

ここがジェネレターとか呼ばれる発電機。やっぱりコイルはすこぶるきれい。

CoverCoil

 

これでなぜ発電不良で
バッテリーに充電できないのか。

測った抵抗値も正常。断線もなし。

考えられるのは、磁石(ローター)の減磁です。

これがローター。フライホイールの役目もしている磁石の円の中をくりぬいたような形のもの。
開口部が見えます。これが磁気ローター フライホイールの役目も兼ねている。

そして、カバー側にコイルがあります。

 

openedGeneENG2

 このくりぬかれた所にコイルが
すっぽりと収まる構造です。

これで、磁石のローターが回転すると、
発電される。

この丸いのがエンジン回転と一緒に
クルクル回る

openedGeneENG2.jpg

タイミングマークも見えます。 T F といったピストン位置のマークでも磁石の磁力なんて弱くなるのだろうか?

日本車では聞いたことがない。 ものすごい古いバイクだとあるらしいが

日本車のサービスマニュアルには、落としたり、ゆがめたり衝撃与えたりすると減磁するとある。
気が進まないけど、これを変えるしかない

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