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整備とメンテ(-吸気、燃料系)

キャブレターの取り外しの手順

キャブレターを取り外します、手順に沿って書きます。

タイプが違っても、全部同じような手順で、大きな違いはありません。

キャブの取り外しと分解は昔、、もう何十回もやった・・

エンジンルーム
注意点も書いておきます。

取り外し

キャブレターを車体から取り外す手順から

キャブの取り外しの手順

0.燃料コックを閉じる

まずは、タンクから燃料が出ないようにコックをOFFにする。

忘れないように!

このバイクは、燃料コックがありません

1.アクセルワイヤーの取り外し

まず、アクセル回すと引っ張っている、引っ掛かりのタイコを外す。

* 2本のアクセルワイヤーのタイプもあります。

どれにしても、ワイヤーを外し、アクセルとの連結を外します。

アクセルワイヤーの張りをゆるめ、この切り欠きのところからワイヤーを取り、タイコをスポッと外す。

キャブ アクセルワイヤー取り外し

2.ホース類の取り外し

キャブにつながる電線、ホース類をすべて抜くわけですが、
ホースも引っ張って抜かずに、止めクランプを外したら、ドライバーなどでテコを使い、引き離すように抜く。

このときに、接続のメモを取っておきましょう。

どの配線、どのホースがどこにつながるか?

また、つながりにはテープなどを張って目印を。

こういう細かい事をバカにせず、つながりの図があると時間が立っても確実に組立できる。

キャブレター取り外し1

(時間に追われないアマチュアの有利さです!
プロなら正確か? というと、実はプロもネジの忘れや接続まちがいも多いのです。)

修理が終わって返ってきたら中をみると、仕事の粗さがわかるのだ
(イヤな客(笑)

今ならデジカメでとって写真でメモしておくとよい。

3.前後ろのゴムダクトからの取り外し

ホース類を外したら、最後のほうになりますが。。
キャブを左右(前後かな?)から挟み込んでいる太いゴムダクトからの取り外しです。

先にここを取り外すと、固定がなくなりキャブが浮くので、ホースの取り外しがしにくくなります。
ここを外すのは最後がいいのです。

まだキャブを取り外す前にホース類を抜きながら、
外しにくいところのホースはキャブを横に回して抜いたりする。

縛っているネジのクランプを緩めたら、ゴムダクトからねじるように引っこ抜きます。

ここの作業は、スポッとはずれないです、ふつうは。。

キャブは左右で挟まれているのでスムーズに外せないので、
ドライバーなどでテコを利かせて引き離すように。。そしてねじって引っこ抜く
(相手はゴムだからなんとかなる)

ネジって回してもホース、外せるホース類はもう外してある。

RV125 キャブレター取り外し

本当は1本つながっています(^^;
ちょっとホースがムリにひかれているのがわかる-キャブが浮く前に外せるホース類を外す。

なぜならホース類はムリをかけない方がよいため。
古いホースは引っ張ると割れたり劣化したりすることがあり、面倒な次のトラブルを生まないため。

このバイクのキャブには冷却水が回っているようです。

冷却水でキャブを温める機構らしい。入りと出があるので一応テープでメモ。

外したホースはテープなどでふさいでおくとよい。

4.キャブを外す

全部のつながりのホース類を外したら、キャブが外れます。

無理に引っ張らずに、はずせるホースは全部外れたのを確認してから。

carbreter

4.フロート室の燃料を抜く

お腹のガソリンを抜くには、底にあるネジをゆるめる。

ネジを回すと、下のホースから燃料が落ちて抜けていきます。

キャブ-ドレンボルト

(キャブを縦にしないと抜けないよ)

*キャブのドレンボルトは、閉めすぎに注意
なぜか、ばか力で締め付けて回らないのが多い。
このネジは劣化しやすいので、あまり思いっきり閉めないで

(写真を見てわかりますが、
このキャブレターはちょっと変わっていて、フロート室の取り付けが斜めになっています。)

最初に抜いてもよいのですが、外してからじっくりとお腹の燃料の様子も確認できるので、

キャブレターを少し横や斜めにしたぐらいでは燃料は漏れないハズです。このへんの密封具合も確認できる。

いつも取り外してからにしています。

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